ZIPANG-5 TOKIO 2020 ポストコロナへの対応策・ICTを活用し、2020 福島県『天栄村』はさらなる子育て包括支援の実現へ~


(株)エムティーアイが企画・開発した母子手帳アプリ『母子モ』。
福島県岩瀬郡天栄村にて本導入され、『てんえいママサポアプリ』として11月1日(日)より提供を開始しました。



福島県の南部に位置する天栄村は、国民保養温泉地を有する名湯エリア※として知られ、村のほぼ中央に位置する分水嶺を境に東西に美しい田園地帯と急峻な山岳地帯が広がる、四季折々の豊かな自然が魅力のまちです。

※名湯エリア巡り ⇔ 小生の得意分野(自画自賛)の温泉地は、残念ながら手持ち資料不足と、締切りの関係でご紹介間に合わず残念!! いつの日かご案内させて頂きます・・・


同村では、「あったか子育て親育ち 未来へはばたけ 天栄っ子」を基本理念とし、一人ひとりの子どもの健やかな育ちを等しく保障し、「子どもの最善の利益」が実現されるまちづくりを進めています。


今回導入の『てんえいママサポアプリ』は、母子健康手帳の記録から地域の情報までをスマートフォンやタブレット端末にて簡単にサポートできるICTを活用した新たな子育て支援策になります。


天栄村とは

恐らく、東北圏外の方々にとっては『天栄村』という地名は初耳かもしれませんね?一日本の何処にあるのか、どんな村なのかも…? 実は、かく申す小生も「右へ倣へ」でした。🙇・・・
では、本題に入る前にざっと当『天栄村』についてのご紹介です。


本村は、昭和30年に湯本村、牧本村、大里村、広戸村が合併し、現在の天栄村となりました。名前は村の中央部の天栄山に由来しています。天栄村は村の中央にある鳳坂峠を境に東部と西部で異なる自然環境をもっています。


東部は降雪が少ない太平洋側気候で、阿武隈川支流釈迦堂川、竜田川の河川沿いに耕地が拓け美しい農村風景が広がる田園地帯であります。


西部は冬期間最大2mにも及ぶ日本海側気候で、那須連山の山間にあっては地勢は急峻で、この地域の90%が山林原野となっています。


山あり湖ありの高原地帯で、自然と触れ合う楽しさが満載で、四季折々の自然の魅力を感じることができます。

写真左から、村の花「りんどう」村の木 「松」村の鳥「うぐいす」村の木「えんじゅ※」


※槐(えんじゅ)とは「延寿」とも言い換える縁起の良い木なんです。

…小生の知る限りでは、昭和30年~50年代にかけて信州(長野県)では和室の床柱によく使われていました。

国産材は希少でした(建材メーカー等が濃淡の色の変化の面白さから薄く剥ぎ、突板合板にして内装の壁材としても使用していました…)、国産材に比べ品質は落ちますが、一方で比較的廉価となり、韓国からの輸入ものが市場に出回っておりました。(当時は和室全盛で洋間は精々応接室ひと間位のものでしたから)現代では、和室が全くない家が増え、正統和室と言えたものかは?分からずとも…それらしき畳の部屋で育った小生にとっては、この風潮寂しきものあり・・・

何方か?「和食」同様にこの誇るべき「融通無碍」なるこの「和室」こそ、世界遺産へと推戴すべきでは?と思う次第であります。

~百歩譲って「日本遺産」にでも・・・ …


位置・地形

天栄村の西方にある「大内宿」


天栄村の北方にある「鶴ヶ城」


天栄村の南方にある史跡名勝天然記念物「南湖公園」


天栄村は福島県の南部に位置し、東京からはおおむね200km圏内の場所にあります。
東に阿武隈高地(山地)を仰ぎ、西に大内宿で有名な下郷町、北に鶴ヶ城を有する会津若松市、郡山市、須賀川市、南に松平定信公のお膝元である白河市に接しております。
東西に伸びた形が特徴です。


面積の80パーセントを国有林が占めており、山や川、渓谷、2000メートル級の山脈など、地理的に大きな変化に富んでいます。

国道118号 鳳坂峠(天栄村側)本日、日中の画像です。少し時雨ているような・・・
時雨と言えば、高浜虚子の「天地 (あめつち) の間にほろと時雨かな」11月6日はもうすぐ…


最も特徴的なのが村のほぼ中央に位置する鳳坂峠(ほうさかとうげ)の分水嶺で、東は太平洋、西は日本海に注ぐこの分水嶺を境に村内の気候・風土もおおきく二分されます。


面積 225.52平方キロメートル

人口 約5,400人

世帯数 約1,700世帯


気候

全体的には寒暖の差が激しい内陸性の気候ですが、西部地区は冬に雪の多い日本海側の気候も兼ね合います。


天栄村の春

推定樹齢400年「種蒔き桜」とも呼ばれる国道294号沿いの桜並木が春の訪れを告げます。


天栄村の夏

ブナの原生林のふもとに高原の風が吹きわたり、村が最も活気づく季節です。


天栄村の秋

ハイキングや採りたての山の幸など、魅力いっぱいの秋の到来です。


天栄村の冬

粉雪舞う一面の銀世界はちびっこスキーヤーたちの楽園。


天栄村の特産品


天栄米

天栄村の山々から流れる清冽でミネラル豊富な水と、肥沃な大地が育んだコシヒカリです。


ヤーコン

天栄村のパワフルなお母さんたちが丹精込めて育てる、天然のフラクトオリゴ糖と食物繊維、ポリフェノール、カリウムが豊富に含まれた野菜です。


天栄長ねぎ

有機肥料にこだわり、堆肥を利用した土づくりから生産・出荷まで組合員が一貫して丹精込めて行っている、愛情がいっぱいに詰まった長ねぎです。



天栄村の歴史


原始

廣戸川流域に米作文化の花ひらく

天栄村の東部を流れる釈迦堂川(通称・広戸川)や竜田川などに沿って人々の営みは遠く一万年前までさかのぼります。縄文時代の狩猟中心の生活を垣間見る「桑名邸遺跡」は青森の「三内丸山遺跡」にも匹敵する県内を代表する集落跡です。


古代

岩瀬郡最大級の龍ヶ塚古墳

集落単位の共同生活から村や郡、国へと豪族そして、天皇中心の国づくりが行われます。


白子地区には福島県指定重要文化財の「龍ヶ塚古墳」や奈良・平安時代の集落や役所の遺跡として、「舞台」「国造」「志古山」の各遺跡があり、中でも「志古山遺跡」から発見された「丈龍私印」は奈良・平安時代の古印としては、県内唯一、東北地方でも千年以上前の印として数点のうちのひとつであり、この時代に天栄村がかなり政治文化の中心であった証としてのすべき文化遺産といえます。


中世

難政不落の名城といわれた牛ヶ城

世の中が貴族中心の時代から武士の時代へと変わり、村も地頭や守護大名の支配を受けるようになりました。


そんな中で仏教の世界でも新しい教えが誕生するなか、仏教美術の分野では湯本地区の「馬頭観音座像」と安養寺地区の「法燈国師座像」がその代表です。


どちらも鎌倉・室町時代の作といわれ、後者は日本に味噌、醤油の製法を伝えた徳の高いお坊さんです。赤ん坊の夜泣きが直るご利益もあり、参拝者が絶えません。


近世

幕藩社会の中で生まれた宿場町

戦国の乱世を迎え、その最後の攻防戦とされる大里牛ヶ城の戦い。あの伊達政宗が一万人あまりの軍勢で攻め寄せても落城しなかった天下の名城は今でも四百年前を彷彿とさせます。


江戸時代には、その大半を白河藩の支配を受けるなか、三大改革の寛政の改革を実行した松平定信が藩主のころ後藤地区ではまぼろしの陶磁器といわれ「後藤焼」が製作に励み、一方、窯跡の発掘調査で考古学からの解明がされようとしています。


近代・現代

明治維新で封建社会も終わりを告げ、文明開化、生活の近代化の波が東北地方、天栄村にも押し寄せてきました。


上松本地区では、産業史上とても重要な「売薬業」が明治前期から第二次世界大戦終結のころまで栄えました。「薄徳園」「松本ちのくすり」など原料やその製法などとても興味をそそる薬が近代医療の未成熟な時代に重宝したようです。


児渡地区は宿場町だったところで、明治中頃から昭和のはじめまで「馬競り市」が行われ各地からきた仲買人の馬喰たちで大いに賑わい「三日東京」といわれ、夜毎宮尾登美子※の世界が繰り広げられたのかもしれません。


※宮尾登美子 小説家

高知県高知市生まれ。高坂高等女学校卒業。『櫂』で注目されて以来、緻密な構成と、時代に翻弄されながらも逞しく生きる女性を描いた作風で多くの読者に支持された。高知の花柳界で育った体験を生かした自伝的作品のほか、芸道物、歴史物のモデル小説に優れる。文化功労者。(ウィキペディアより)


子育て世代包括支援センターの設置

親子の健やかな暮らしをサポートする福島県『天栄村』

天栄村では、「子育て世代包括支援センター」を設置し、妊娠期から子育て期に渡る切れ目のない支援を実施しています。


子育て中の母親などの育児不安解消のため、乳幼児およびその保護者が相互の交流などを行う「わんぱく広場」や、親子がふれあい一緒に参加できる「ぴよぴよくらぶ」、「なかよしくらぶ」などの活動を催すなど、地域の人々との絆を深めるなかで、親子で健やかに暮らすことができるまちづくりに取り組んでいます。


また、18歳までの医療費の自己負担分を助成する「こども医療費助成事業」に始まり、2019年10月からは、0歳から2歳までの住民税非課税世帯の子どもを対象に、幼稚園・保育所・認定こども園や認可外保育施設の費用無償化や、村立幼稚園の給食費無償化を開始するなど、子育て家庭が抱える様々な負担低減を進めています。


今回、村の取組みを子育て世代にもっと便利に活用してもらうために、子育て情報発信の新たなツールとして、(株)エムティーアイの『母子モ』を活用しています。


地域密着型の子育てアプリで妊娠・出産・育児をしっかりサポート!

福島県天栄村の『てんえいママサポアプリ』は、スマートフォン・タブレット端末・PCに対応したサービスで、妊産婦と子どもの健康データの記録・管理や予防接種のスケジュール管理、出産・育児に関するアドバイスの提供、離れた地域に住む祖父母など家族との共有機能や、村が配信する地域の情報をお知らせするなど、育児や仕事に忙しい母親や父親を助けてくれる便利な機能が充実しています。


育児日記として使用できる「できたよ記念日」は、厚生労働省の母子健康手帳様式例などを元に作成し、母子健康手帳の「保護者の記録」を含む発達段階や子育てにかかわる記念日を写真やメッセージと共に記録できるだけでなく、子どもの成長・発達の目安としての役割も備えています。


また、新型コロナウイルス感染症の影響により社会的にも「新しい生活様式」を取り入れることが余儀なくされています。そのような環境変化があるなかでも、アプリを通じて自治体からの注意情報や保健師からのアドバイスなど、大切な情報をテキストや動画で必要な人に即時に届けることができるなど、非常時においても安心して出産・子育てができる環境づくりをサポートします。


<福島県天栄村 添田 勝幸村長からのコメント>


天栄村では、子育てしやすい村づくりを推進し、様々な子育て支援事業に取り組んでいます。


このたび、村ではICTを活用した新たな子育て支援策として、『てんえいママサポアプリ』の提供を開始します。これにより、妊娠中の健診記録やお子様の成長記録・予防接種のスケジュール管理ができるほか、妊娠中から出産、子育て期に必要な情報をタイムリーに取得できるようになります。


また、お子様の写真、成長日記などを祖父母と共有できる機能も備わっており、家族みんなで楽しむことも可能です。このアプリが、お子様の健やかな成長を見守りながら楽しく子育てできる環境づくりの一助となることを願っています。


<『てんえいママサポアプリ』の主な機能>


【自治体から提供される各種制度・サービスの案内】

●子ども医療費助成制度・児童手当など、妊娠・育児時期にあった各種補助制度の情報や手続き方法の案内

●自治体が配信する各種お知らせ

【記録・管理】

●妊娠中の体調・体重記録(グラフ化)

●胎児や子どもの成長記録(グラフ化)

●身長体重曲線による肥満・やせの程度の確認(グラフ化)

●予防接種 : 標準接種日の自動表示、接種予定・実績管理、 受け忘れ防止アラート

●健診情報 : 妊婦や子どもの健康診断データを記録

【情報提供・アドバイス】

●出産・育児に関する基礎情報

●妊娠週数や子どもの月齢に合わせた知識やアドバイス

●沐浴や離乳食の作り方などの動画

●周辺施設の案内(病院、幼稚園・保育園、公園、子育て施設など)

【育児日記:できたよ記念日】

●子どもの成長を、写真と一緒に記録

●記念日には日付と言葉が入った“初めての記念日テンプレート”で写真をアップ(初めての…胎動/キック/寝がえり/おすわり/ハイハイ/ひとり立ち/ひとり歩き など約150項目の記録が可能)

【データ共有】

●子どもの成長記録や健康データを、家族のスマートフォンなどでも閲覧でき、SNSにも投稿可能


サービス名:てんえいママサポアプリ

月額料金(税込):無料


現在『母子モ』は、320以上の自治体で導入されており今後、子育て関連事業オンライン化を支援するサービス『母子モ 子育てDX』の提供を通じて、自治体・子育て世帯・医療機関をICTでつなぎ、子育てに関わる社会課題の解決と新たな価値を生み出すサービスへと発展し、誰もが安心して妊娠・出産・子育てできる社会の構築を目指す。  


天栄村へのアクセス



車をご利用の場合

東北自動車道

須賀川ICから約30分

白河中央スマートICから約30分

鏡石スマートICから約18分


列車をご利用の場合

東北新幹線

仙台駅から郡山駅まで約40分

仙台駅から新白河駅まで約55分

東京駅から新白河駅まで約90分


東北本線+福島交通バス

鏡石駅から天栄村役場まで約26分

須賀川駅から天栄村役場まで約48分


飛行機をご利用の場合

新千歳空港~福島空港 約75分

伊丹空港~福島空港 約70分



鎹八咫烏記
伊勢「斎宮」明和町観光大使
石川県 いしかわ観光特使



協力(順不同・敬称略)

天栄村役場
〒960-0503 福島県岩瀬郡天栄村大字下松本字原畑78番地 代表電話:0248-82-2111

天栄村観光協会(役場産業課内)
〒962-0592福島県岩瀬郡天栄村大字下松本字原畑78 TEL:0248-82-2117

⼀般社団法⼈東北観光推進機構
〒980-0811 仙台市青葉区一番町2-2-13 仙建ビル8階 TEL 022-721-1291

日原もとこ(紅山子) 東北芸術工科大学 名誉教授 風土・色彩文化研究所 主宰

文化庁 〒100-8959 東京都千代田区霞が関3丁目2番2号 電話番号(代表)03(5253)4111

国土交通省 東北地方整備局
〒963-0117 福島県郡山市安積荒井一丁目5番地 Tel : 024-946-0333(代)



※画像並びに図表等は著作権の問題から、ダウンロード等は必ず許可を必要と致します。



現在、1300件以上の記事掲載、下記のサイトからご覧いただけます。


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ZIPANG-4 TOKIO 2020 (VOL-4)

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ZIPANG TOKIO 2020 (VOL-1)

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ZIPANG-5 TOKIO 2020

2020年東京でオリンピック・パラリンピックが開催されます。この機会に、世界の人々にあまり知られていない日本の精神文化と国土の美しさについて再発見へのお手伝いができればと思います。 風土、四季折々の自然、衣食住文化の美、神社仏閣、祭礼、伝統芸能、風習、匠の技の美、世界遺産、日本遺産、国宝等サイトを通じて平和な国、不思議な国、ZIPANG 日本への関心がより深かまるならば、私が密かに望むところです。

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