ZIPANG-5 TOKIO 2020 山形市 蔵王温泉 ~辻屋源泉~「最上高湯 善七乃湯」新型コロナウィルス(SARS-CoV-2)不活性化効果を確認報告 !!


山形市蔵王温泉内で、十三代続く老舗旅館 最上高湯 善七乃湯(旧大平ホテル)は、この度、敷地内所有の温泉水「辻屋源泉」を、株式会社グッドアイ(群馬県)に試験を依頼し、新型コロナウィルスの不活性化効果を確認した。水道水に比べて95%の不活性化をもたらす内容だった !



背景

全国各地の温泉旅館同様に、蔵王温泉では 2020 年 3 月ごろから、新型コロナウィルスの影響を受けて、観光客・宿泊客が急激に落ち込み、大きな打撃を受けている。


その渦中にあって、

2020年4月、北里研究所・北里大学は、『医薬部外品および雑貨の新型コロナウィルス不活性化効果についての発表によると、エタノールは、50%以上の濃度で、接触時間 1 分間で十分なウイルス不活性化が可能と考えられた。…とする報告。


不活化効果の確認された上記製品は、新型コロナウイルスの不活化に有効と考えられた。新型コロナウイルスの汚染が懸念される手指や硬質表面の洗浄の他、日常使用する衣類やリネン類の洗浄などに活用が期待できる』 と報告している。


それが、今や常識になっている接客を伴うスーパーやコンビニ、飲食店等の入り口に設置してある消毒液に繋がっているわけである。


その後、約10ヶ月経った本年 2021年2月18日のこと、日本の代表的な温泉地の一つである草津温泉は、草津町長の黒岩信忠町長と群馬大学の板橋英之教授が、草津温泉水は新型コロナウィルスを不活性化させる効果(水道水と比較した際1分間93%の不活性化)があると発表。


以前より、蔵王温泉の温泉水の効能に興味を持っていた、株式会社大平ホテル 代表取締役 岡崎 靖氏は、法政大学名誉教授(工学博士)の大河内正一氏とテレビプロデューサーの小森威典氏及び、温泉ソムリエ家元の遠間和広氏から指導を受け、独自の研究を続けてきた。  


日本の温泉地の中で、蔵王温泉は強酸性の温泉水でありpH1.3〜1.5、殺菌効果が非常に強い。細菌、ウィルス、カビの生育pH域は、(資料1※)のようになっている。現在、蔵王温泉にある源泉使用の湯船には、殺菌用塩素を一切投入せずに、安全に入浴出来きる。


※資料1

図表をクリックすると拡大してご覧になれます。


研究方法と結果

岡崎氏は、県内の試験研究機関に問い合わせをしたものの、現段階で実験できる会社がなかった為に、群馬県株式会社グッドアイに、自ら温泉水を持ち込み依頼し試験を行った。



試験結果の報告を要約すると下記のようになる。

1、温泉水は、接触時間(1分間)で、水道水に比べて95%不活性化※¹
※¹(不活性化とは、活性できない状態にすること、死滅した状態にすることを言う)

2、接触時間の延長で、95%以上の効果

3、変異株にも、おそらく同じ結果を予想

4、人間の細胞への影響はない

5、入浴時の感染リスクが低い


この「新型コロナウィルス不活性化」という試験報告によって、入浴や宿泊される際、安心してお過ごしになれる。


温泉水の活用方法

まだ具体的ではないが、
まず入館時に温泉水で手洗いができるよう整備を進めている。

今後は、蔵王温泉観光協会や地元研究機関と連携を強化、継続して研究を進め、強酸性温泉水の可能性を検証する。


この報告をきっかけに、岡崎氏は蔵王温泉への誘客につなげたいと思っておられ、これまで、協力された関係各位の皆様に感謝申し上げたいとの事であった。



編集中記

これは、オドロ木、桃の木、山椒の木でした。
こんな身近に米・ファイザー社、モデルナ社と英・アストラゼネカ社と同様クラスの殺菌効果があるなど…ついぞ気付かない話でした。

日本は近年多くのノーベル賞を頂く様になっては来たけれど…
ワクチン開発など…その道のプロは5万と居られる筈なのに…
明治以前の気風が未だに残っているのか、謙遜といえば聞こえは良いけれど、自国を過小評価し過ぎではないのかな?

国連、IOC組織委員会、政界、医学会、製薬会社、自治体、様々な立場があるにしても このコロナ禍にあって、一刻一秒を争う事態に至ってこのもどかしい対応。

何が邪魔しているのか?

オリンピック開催国なのにワクチン等は一番先に開発して当然だと考えていましたが…許認可の問題が慎重過ぎると言う話も聞こえてきます。

思うに、日本では利害関係を重視する余り、互いに牽制しあっているのでは?
米国や英国のように先ずは全てに優先するのが人の生命である。ということ。
それすら考えていないのが我が日本国だとしたら情けないし虚しいですね。

素人の正直な感想。どうでしょう?皆様。一つマスク無しで蔵王温泉に浸かりながらコロナ≈オリンピックの鬱憤を晴らしませんか? 


蔵王温泉の歴史


蔵王名物「樹氷」 まるで…「天孫降臨」ような・・・



1900年以上に亘り多くの温泉愛好者から親しまている!

西暦110年頃、日本武尊(ヤマトタケルミノコト)が蝦夷征伐に来た際、武将の吉備多賀由(キビノタガユ)に毒矢が当たり苦しんでいた時に、温泉を発見し浴びさせたところ、すっかり全快したという古文書が残る。


そして感謝の意を込め自分の名前を残し“高湯”(多賀由)と呼ばれるようになったと言われ、 昭和25年に蔵王山が観光地百選山岳の部で第一位になったのをきっかけに、蔵王温泉と改名。現在に至る。



奥羽三高湯

福島県福島市に信夫高湯、山形県米沢市の白布高湯、そしてここ蔵王高湯をあわせて【奥羽三高湯】と呼ばれ、泉質のいい温泉はどんな病気も3日入れば治ると評価される。


100%源泉へのこだわり

温泉の種類は現在11種類に分けられる。

①単純温泉 ②二酸化炭素泉 ③炭酸水素塩泉 ④塩化物泉 ⑤硫酸塩泉 ⑥含鉄泉

⑦アルミニウム泉 ⑧含銅一鉄泉 ⑨硫黄泉 ⑩酸性泉 ⑪放射能泉


蔵王温泉は、⑩の酸性泉。(旧名:含硫化水素強酸性明ばん泉/低張性酸性高温泉)
蔵王温泉のお湯は、美白・美肌の湯。壮大なスケールを持つスキー場と合わせて、歴史的に大変、名高い観光名所なのである。 



全国一酸性度の強い玉川温泉と肩をならべるぐらいの強酸性泉(pH1.25~1.6)である。絶大な洗浄力と漂白力があり、肌を撫でるだけで長らく落ちなかった指の汚れや皮膚が、さらりと落ちるのが判る。 (当然、レジオネラ菌も生息できない)



ちなみに蔵王温泉は、源泉数47本、自噴湧出量5,444ℓ/分、温泉宿泊施設66軒、共同浴場8軒存在。当社は、敷地内に源泉(辻屋源泉・大平源泉)を2つ所有しており、それぞれ洞窟の奥からの自噴である。季節により外気温はもちろん、雨や雪などによって源泉の温度は当然変化する。



辻屋源泉平均50℃、大平源泉は平均45℃の源泉をひとつにブレンドして湯量のみで適温40℃~43℃に日々調整する。(源泉温度が熱いからといって、安易に水を入れると温泉のパワーは半減する。) また、源泉は空気に触れることで劣化が進み、源泉のパワーが半減してしまうのだ。だから空気に触れさせず湯船までつないである。



 源泉湯量は毎分300ℓ以上なので循環することなく掛け流し。新鮮なお湯はいつでも入浴可。
(但し旅館の定員以上が必要)
さらに、最上高湯 善七乃湯では蔵王温泉で唯一、天然ミネラル(サン・リテール)を溶かしており、独特のやさしい泉質に仕上げてある。


趣のある客室


客室は蔵王の街並みを一望できる部屋や日本庭園陽竜庭に面した部屋など、四季折々の情景を楽しむことができ、自然に囲まれた贅沢なひとときを過ごすことが出来る。

※最上高湯 善七乃湯では一般客室とペット専用客室が完全に別にしてある。


旬の味覚を味わい尽くす 料理

山形は食材の宝庫



お米は、契約農家さん(宮城県涌谷町・山形県高畠町)が減農薬で心込めて作った美味しいお米のお取り寄せ、大きな釜で炊き立ててあるので美味しいご飯が召し上がれる。

また若女将が管理する自家菜園があり、新鮮な「蔵王高原野菜」も味わえる。
蔵王温泉郷の二重の楽しみ・・・



こだわりの食材「四季善プラン」

四季折々の貴重な食材を厳選調達、料理長自慢の料理…特別な日や記念日にはぜひご賞味を…


山形の地のもの豊富に。
山形牛・高原野菜・魚介類など



蔵王の雄大な大自然を料理の中でも 感じることができる。
最上高湯 善七乃湯が独自に考案した鍋料理。【十代辻屋鍋】旧名【五色鍋】がそれである。



エメラルドグリーンが五色に変化する蔵王のシンボル“お釜”を5万分の1の大きさに 再現したアルミ合金の特製鍋になる。


食材は、山形牛・高原野菜・魚介類など山形の地の物を豊富に盛り込んである。鍋の形を利用して、山肌ではバーベキュー、噴火口ではしゃぶしゃぶと2種類の方法で調理できるのも楽しい。



どうぞ【最上高湯 善七乃湯】をお楽しみください。



アクセス


車にて


電車にて



飛行機にて





鎹八咫烏 記
伊勢「斎宮」明和町観光大使
石川県 いしかわ観光特使



協力(順不同・敬称略)

株式会社大平ホテル(最上高湯 善七乃湯)〒990-2301 山形市蔵王温泉825番地
e-mail: oohira.yasu@gmail.com

日原もとこ 東北芸術工科大学 名誉教授
伝承文化支援研究センター 副センター長 風土・色彩文化研究所 主宰
まんだら塾 塾長



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ZIPANG-5 TOKIO 2020

2020年東京でオリンピック・パラリンピックが開催されます。この機会に、世界の人々にあまり知られていない日本の精神文化と国土の美しさについて再発見へのお手伝いができればと思います。 風土、四季折々の自然、衣食住文化の美、神社仏閣、祭礼、伝統芸能、風習、匠の技の美、世界遺産、日本遺産、国宝等サイトを通じて平和な国、不思議な国、ZIPANG 日本への関心がより深かまるならば、私が密かに望むところです。

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