ZIPANG-5 TOKIO 2020【黄金の島 ジパング 2020】松江市が贈る冬の風物詩 & 島根半島の聖なる岬「美保関」で歴史と伝統を堪能

松江市東部、中海に浮かぶ島「大根島」

日本庭園「由志園」

「日本で最も美しい庭園のひとつ」と評される「由志園」ライトアップ

いよいよ冬本番。寒さが厳しくなるこれからの季節を彩るイベントが、日本庭園「由志園」で開催されています。市東部、中海に浮かぶ島「大根島」にある由志園は、「日本で最も美しい庭園のひとつ」と評され、ミシュランガイドと共に有名な格付け観光ガイド「ブルーガイド」にて三ッ星を獲得しています。


和のイルミネーションが松江を代表する日本庭園に彩る。


この庭園では11月14日(土)より、冬の鮮やかさを演出するイルミネーション「黄金の国ジパング2020」を開催していますので、ご紹介いたします。


和の温もりを演出

イルミネーション「黄金の島ジパング2020」イベント開催

日本庭園「由志園」では、秋冬に和のイルミネーション「黄金の島ジパング2020」イベントを開催しています。 1kmにわたり流れる光の流星、1万坪の空間で連動する光のエコシステム、花札、十二単をモチーフにしたデザインなど、日本の伝統美と最新のテクノロジーが織りなす光の世界です。


130万球のイルミネーションを新感覚ZEN Musicで演出!「祈り」をテーマに日本庭園に広がる癒しの光空間を作り出します。


50台のプロジェクターによる庭園全体のマッピング、1670万色に光り輝く出雲富士ダイヤイルミネーションや園内中央の池泉を舞台にした水中イルミネーションも見どころです。


11月30日までは紅葉ライトアップ、12月1日からはクリスマスバージョン、1月2日からはニューイヤーバージョンの演出を致します。


※イルミネーションアワード2020プロフェッショナルパフォーマンス部門において全国4位に中国地方初のランクインをしました。


出雲の國の箱庭


庭園の歴史

11月中旬から下旬にかけて紅葉が見頃に紅葉の季節も見応え満点です。
300本以上のイロハモミジやドウダンツツジなどが色づき、園内を雅に染め上げます。1月からは假屋崎展(来年で10回目)も予定。

由志園の庭園は昭和45(1970)に第一期工事を開始し造成を重ね、現在では約1万2千坪(4万平米)の池泉廻遊式日本庭園となりました。
奥出雲の鬼の舌震、斐伊川の豊かな流れ、宍道湖の水面、中海の岩礁や水面に映る霊峰大山など、庭園各所で出雲の風景を模した出雲の國の箱庭です。


大根島と牡丹の歴史

中国から伝来した牡丹

ボタンはボタン科の落葉低木で中国西北部が原産地です。500年ごろ中国で成立した『神農本草経』(シンノウホンゾウキョウ)の中には薬草として記載されています。


日本に牡丹が渡来したのはいつごろか定かではありません。
『出雲国風土記』 (733 年に成立)には意宇(オウ)あたりの山野(現在の安来付近)の草木として牡丹のことが記されていますが、 現在の牡丹と同じものかははっきりわかりません。


清少納言の随筆「枕草子」に登場することから平安時代に遣唐使が中国から持ちかえったと推定されます。その後、日本に広まり平安時代の後期には各地の寺院でも栽培されるようになりました。


大根島と牡丹

遠州「秋葉山と光明山」

大根島に牡丹が伝わったのは江戸時代中期に大根島にある全隆寺の住職が遠州(静岡県)の秋葉山※から薬用として持ち帰り境内に植えたのが最初とされています。


※秋葉山

ZIPANG TOKIO 2020「 秋葉の火まつり・ 防火祭が始まる!秋葉山本宮秋葉神社の御神徳は、火の幸を恵み、悪火を鎮め、諸厄諸病を祓い除く火防開運の神」

https://tokyo2020-summer.themedia.jp/posts/3373032


※ZIPANG TOKIO 2020「初夢 秋葉信仰の源流は縄文時代より?」

https://tokyo2020-summer.themedia.jp/posts/3467792/


行商から日本一の牡丹苗の生産地へ

背負いかごに牡丹の苗木や鉢植えを入れて全国各地を行商に歩きました。
大根島の女性の根性は素晴らしいですね~天秤棒担いで全国を商った近江商人※顔負けだね


※近江商人

ZIPANG-3 TOKIO 2020 ~ 日野・五個荘・近江八幡 ~ 近江商人のふるさと「売り手よし・買い手よし・世間よしの『三方よし』の理念とは」

https://tokyo2020-3.themedia.jp/posts/6479273/


ー鎹八咫烏の呟きー

「この写真を拝見して、昭和20年代頃のことを少し思い出しました。
余談になりますが、それは、名古屋市内の駄菓子屋のオバちゃんたちのこと。当時、名古屋の下町には、駄菓子屋が沢山ありました。兎に角、子供が多かった!ボクもその1人…
小学校の同学年は20クラス位あり、1クラスの生徒数は50人~60人位だったように記憶している。

当時の子供たちの娯楽⁉の一つ駄菓子屋通い、我が町内だけでも50m四方に5軒もありました。ボクは、事情があり毎朝早く起きていたので…暗いうちから唐草模様の大きな風呂敷で背丈ほどもある(子供の眼にはそんな風に映った)トタンで出来た空の収納箱を、2~3箱包み背中に担いで菓子の仕入れに向かうオバちゃんたちの元気な姿がダブって見えました・・・

小学生が登校する頃には、朝一番に仕入れた駄菓子が店先に並び、ボクは瞳を輝かせポケットに入っている小銭をソット指先で数え、オバちゃんの口上を聞きながら、ほぼ毎日のように繰り返す、オバちゃんとの値引きのやり取りについ夢中になり、その所為でボクなどはよく遅刻して、木造校舎の鴬張りの廊下で、水入りのバケツを両手に下げ立たされたものです。


昭和は人と人、心と心が響き合うそんな時代でした・・・」



現在、大根島は量、質ともに全国一の牡丹苗の生産地です。
大根島は水田や農地が少なく養蚕と漁業以外に産業とよべるものはありませんでした。


昭和30年代から島の女性達は家族を養うために全国へ牡丹などの苗木を売り歩く行商に出かけます。


島の女性達は一軒一軒の家を訪ね歩きながら大根島の牡丹苗を全国津々浦々まで売り歩きました。何ヶ月も家には帰れず定期的に移動した先の定宿に牡丹苗を送ってもらいながら行商を続けたそうです。


島の女性達によって美しい牡丹の花は全国にたくさんのファンを作り、大根島の名前は牡丹の花とともに知られるようになりました。


行商によって大根島の牡丹苗の需要は増し、島では牡丹苗を年々増産していきます。
その結果、現在では年間で約80万本の牡丹苗が生産され海外輸出も盛んになりました。
ニーズに合わせた品種改良も盛んで500種類以上の多種多様な品種が栽培されています。


由志園と牡丹

年間を通して満開の牡丹をご覧になれます。
屋外の牡丹園では例年4月上旬から5月下旬が見頃ですが、牡丹の館では一年中いつでも見頃。毎日欠かさず鉢の植え替えを行い、温度や湿度を調整することで季節を問わず大輪の牡丹が咲いています。 

由志園は牡丹の花を一年中楽しんで頂ける施設です。
牡丹苗生産地の強みを活かしながら季節ごとに様々な牡丹の美しさと魅力を伝えて行きます。


独自に農業生産法人を設立し牡丹苗の生産も行っているのは、生産から販売、流通までを自分達で行うことで牡丹について より詳しく知る事ができると考えたからです。


また、牡丹の母木を多数保有し、品種改良にも積極的に取り組んでいます。 2018年よりオランダのプリバ社の環境制御技術を導入し、最先端の牡丹開花調整施設を建設しました。
環境を複合制御することが可能になり、牡丹品種の潜在能力をより引き出して行きます。


牡丹番付

大根島で毎年行われる牡丹祭りに合わせ、由志園のご来場者に人気投票をしていただき番付を決めています。 人気の牡丹品種が一目でわかります。


高麗人蔘

大根島の雲州人参


雲州人参ミュージアムは雲州人参の歴史や産業としての役割を写真や展示品で紹介。園内では、高麗人蔘を使った製品 エキス、石鹸、化粧水等の販売、喫茶では高麗人蔘を使用したドリンク等がお楽しみいただけます。


小雪(しょうせつ)11月23日頃~12月6日頃

下紅葉(したもみじ)

木も土も真っ赤に染まる「由志園」下紅葉(したもみじ)

冷え込みがぐっと厳しくなると、紅葉シーズンもいよいよクライマックス。園内のあちらこちらで、下紅葉がご覧になれます。


島根半島東端には、三方を海に囲まれ“聖なる岬” “神様と近い港町”と呼ばれてきた美保関町があります。国譲りの舞台となった神話の時代から、北前船で栄えた江戸時代、そして今日まで。

えびす様の総本宮

美保神社

えびす様の総本宮「美保神社」

事代主命(えびす様)の総本宮で、母神である三穂津姫命と共にお祀りしてある古大社。本殿は大社造りを2棟並べた特殊な形式で、美保造りまたは比翼大社造りといって、国の有形文化財に指定されています。365日毎朝・夕 神恩に感謝し祝詞・巫女舞(太鼓・笛のみの日もあり)が行われます。


えびすだいこく両参り

出雲大社※のだいこく様と美保神社※のえびす様は親子の神様。片方の神社に参拝するのは「片参り」と言われ、「両参り」することでより良い縁に恵まれると云われております。幸せな縁が結ばれ両想いになれるよう、ぜひお参りください。


※美保神社

ZIPANG-4 TOKIO 2020  ~ なつかしの国 石見 ~(4)石見神楽 恵比須と美保神社

https://tokyo2020-4.themedia.jp/posts/7809163/


※出雲大社

ZIPANG-2 TOKIO 2020「 八雲立つ出雲の国が神の国 ~出雲大社~ 八百萬の神々と共に 」

https://tokyo2020-2.themedia.jp/posts/5479758/


ZIPANG-4 TOKIO 2020 神々集う出雲大社 ‘‘神在月” のお祭りとは〜〝しあわせの御縁〟を結ぶ神々のサミット〜

https://tokyo2020-4.themedia.jp/posts/7262895/


12月の美保神社祭事

■諸手船神事(12月3日)


諸手船(もろたぶね)神事とは、「古事記」などが記す「国譲り神話」の中の、大国主命(おおくにぬしのみこと)の使いが2隻の諸手船に乗り、美保関に住む息子のえびす様のもとに来る様子を再現した船神事です。


■伝統と習わし

神が忌むものとした生き物「鶏」 美保関に古くから「鶏肉、鶏卵を食べてはいけない。また鶏を飼ってはならない。」という言伝えがあります。それは、お祀りしている「えびす様」が自身の足を怪我させた要因として忌むべき生き物と定められたためです。



青石をきれいに敷き詰めた石畳「青石畳通り」

神と共に暮らし、海に生かされてきた、町全体がパワースポットで有名な、由緒ある地域です。未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選に選ばれた「青石畳通り」は、その名の通り青石をきれいに敷き詰めた石畳で、情緒溢れる風景は訪れる人を非現実世界に誘います。夜になると広瀬染の灯籠が通りに並べられ、優しい灯りで照らします。

ところ変われば名も変わる「松葉ガニ」

美保関は海の幸にも恵まれており、冬のシーズンは松葉ガニが堪能できます。
日帰りだけでは味わいきれない松江市が贈る「冬の風物詩」を体験しに、是非お越しください。お待ちしております。


ご案内

【12月以降スタートの新キャンペーン!】

姉妹都市応援割引キャンペーン

■自治体初の新キャンペーン! “姉妹都市”と“市人会会員”を対象としたキャンペーンを打つ自治体は松江市が初。予約は12月18日(金)から随時受付開始。

対象期間は1月1日(金)~3月10日(水)までの宿泊分となります。
宿泊の半額割引(最大5000円引き)するキャンペーンです。


詳細のお問い合わせ

一般社団法人 松江観光協会 電話番号0852-27-5843



鎹八咫烏 記
伊勢「斎宮」明和町観光大使
石川県 いしかわ観光特使



協力(順不同・敬称略)

由志園 〒690-1492 島根県松江市八束町波入1260-2Tel. 0852-76-2255(代)

美保神社 〒690-1501 島根県松江市美保関町美保関608 電話: 0852-73-0506

一般社団法人松江観光協会美保関町支部
〒690-1501 島根県松江市美保関町美保関661 TEL.0852-73-9001

一般社団法人 松江観光協会
〒690-0874 島根県松江市中原町19番地 電話番号0852-27-5843



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ZIPANG-5 TOKIO 2020

2020年東京でオリンピック・パラリンピックが開催されます。この機会に、世界の人々にあまり知られていない日本の精神文化と国土の美しさについて再発見へのお手伝いができればと思います。 風土、四季折々の自然、衣食住文化の美、神社仏閣、祭礼、伝統芸能、風習、匠の技の美、世界遺産、日本遺産、国宝等サイトを通じて平和な国、不思議な国、ZIPANG 日本への関心がより深かまるならば、私が密かに望むところです。

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