ZIPANG-5 TOKIO 2020 忘れまい「3・11」/東海新報 写真が語る東日本大震災 ’’岩手県大船渡市より’’(特別編)


平成25年7月、東日本大震災のお見舞いに足を運ばれた天皇、皇后両陛下=大船戸市で
(現:上皇、上皇后両陛下)


忘れまい「3・11」/写真が語る東日本大震災


東海新報/けせんの詩<フォト・ストーリー>



2月の空白に陽りをともす 一本松は友達…

いつも大勢の人に囲まれている一本松。
2月の平日、中途半端な時間に訪ねたせいか、珍しく誰とも会わなかった。
静かな、エアポケットのような時間。
「あなたと2人で向かい合うのは初めてだね」。
声をひそめ話しかけると、陽をともした松葉が一瞬揺らめいた。

笑ったように見えたのは、気のせい?

(陸前高田、2月7日)撮影:鈴木英里



交通要所の変遷

被災から力強くよみがえり、交通要所としての機能をいかんなく発揮している国道45号気仙大橋。発災からわずか36日目に着工、121目に開通し、暮らしの立て直しやインフラ復旧に向けた幾多の往来を支えてきた仮橋は、その名残をわずかにとどめるのみとなって、ひっそりたたずんでいる。

(陸前高田市気仙町、2月17日)撮影:大谷桂太



先駆けて彩り添える

綾里川ダムの巨大な堤体を見上げる広場には、数種類の花木が植えられていて、春がやってくると色の競演を繰り広げる。ここで最初に咲くのがマンサク。名前の由来とされる「まず咲く」にたがわず、ダムのコンクリートをキャンバスのようにして、特徴的な黄色い花弁を際立たせている。

(大船渡市三陸町綾里、2月22日)撮影:千葉雅弘



今も「3時25分」のままで

まちが巨大津波にのみ込まれた時刻を最後に、10年間止まり続ける。かつて、大船渡大通り商店街の「茶々丸パーク」にあった時計塔は今、震災遺構として夢海公園にある。東日本大震災の発生は、午後2時46分。高台に避難し、命を守る。時を刻む役割は終えたが、変わらぬ姿によって教訓を伝える。

(大船渡市大船渡町、3月6日)撮影:佐藤 壮

 


犠牲者の冥福祈る 各地で四十九日法要

東日本大震災が発生した日から数えて49日目。気仙のでもこの日、被災各地でしめやかに法要が営まれた。参列者らは持ち寄った季節の花を祭壇に手向け、静かに焼香。津波の犠牲となった家族らの冥福を祈りながら、一日も早い生活の復興と安寧を願った。震災による気仙での死者はこの日までに1700人を超え、1000人近い人の行方が分かっていなかった。(陸前高田市・光照寺、平成23年4月28日午後3時42分撮影)




子供たちは、まるで何も無かったかのように・・・小さな心に秘めた

神輿行列や…一心不乱に、子供たちの手踊りなど華やかに、立根町と赤崎町で式年大祭

( 2016年5月9日撮影·)



カーボンニュートラル賞受賞

住田町役場にまた栄誉、CO²排出削減への評価でカーボンニュートラル賞

住田町役場の「森林資源を活かした新庁舎建築事業」が、第4回カーボンニュートラル賞(建設設備技術者協会主催)に選ばれた。全国から8件が選定され、東北では唯一の受賞で、岩手の建築物が選ばれたのは今回が初めて。地域産業のシンボル的な存在の木造庁舎に新たな栄誉が加わった。

(2016年5月28日)



東日本大震災10年/まち照らす

追悼と感謝の光、陸前高田の市街地で11日も点灯、「つむぐ」イルミネーション
陸前高田市高田町のまちなか広場で6、7の両日、「つむぐ」と題したイルミネーションの催しが行われた。実行委員会(松村幸祈委員長)が美しい輝きを放つモニュメントやキャンドルなどを設置。東日本大震災の犠牲者への追悼や、多方面からの支援への感謝・・・・


忘れまい「3・11」


重油から海を守れ 大船渡湾で回収作業

大津波によって流出、漂着した重油から海を守ろうと、大船渡湾内で回収作業がスタートした。特に状態がひどかった赤崎町永浜・山口地区では、蒸発しにくいC重油が海面や岸壁を黒く覆い、不快な油臭が充満。現場では、国内外から集まったボランティアや市の職員が油にまみれた木材などを片付け、水面に吸着材を敷くなどの作業に当たった。

(平成23年6月10日午前11時35分撮影)



親父の遺言を胸に…書き続ける

岩手県沿岸南部を発行地域とする「東海新報社」 記者 高橋 信さん。
大船渡署高田幹部交番所長として避難誘導の指揮を執るさなか、津波にのまれたとみられる…。おやじ、よく頑張ったね~「親父の遺言」を胸に記事を書き続ける・・・   


次回に続く・・・



鎹八咫烏 記
伊勢「斎宮」明和町観光大使
石川県 いしかわ観光特使



協力(順不同・敬称略)

東海新報社 〒022-0002 岩手県大船渡市大船渡町鷹頭9−1 電話: 0192-27-1000
気仙伝統文化活性化委員会

住田町役場 〒029-2396 岩手県気仙郡住田町世田米字川向 88-1 TEL 0192-46-2111



※画像並びに図表等は著作権の問題から、ダウンロード等は必ず許可を必要と致します。



岩手県気仙地方「東日本大震災10年」のリンク記事をご覧ください。

 

ZIPANG-4 TOKIO 2020 黄金の国ジパング『ケセン』(その1)

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ZIPANG-4 TOKIO 2020 黄金の国ジパング『ケセン』(その2)~ 気仙三十三観音巡り ~ 

https://tokyo2020-4.themedia.jp/posts/8824318


ZIPANG-4 TOKIO 2020
黄金の国ジパング『ケセン』(その3)~ 気仙三十三観音巡りと伝統文化 ~

https://tokyo2020-4.themedia.jp/posts/8870583


ZIPANG-4 TOKIO 2020 黄金の国ジパング『ケセン』(その4)気仙郡住田町 ~ 伝統技術と木質新素材の融合により2020年「日本建築学会作品選奨」受賞 ~

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ZIPANG-4 TOKIO 2020 黄金の国ジパング『ケセン』(その5)気仙地方と気仙大工・・・【寄稿文】紅山子

https://tokyo2020-4.themedia.jp/posts/8950059


ZIPANG-4 TOKIO 2020 黄金の国ジパング『ケセン』(その6)気仙に命の色を訪ねて・・・ 

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ZIPANG-4 TOKIO 2020 黄金の国ジパング『ケセン』(その7)気仙に「森川海と人」の色を訪ねて・・・

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ZIPANG-4 TOKIO 2020 黄金の国ジパング『ケセン』(その8)気仙に「記憶の色」を訪ねて~Ⅰ~  

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ZIPANG-4 TOKIO 2020 黄金の国ジパング『ケセン』(その9)気仙に「記憶の色」を訪ねて~Ⅱ~ 

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ZIPANG-4 TOKIO 2020 黄金の国ジパング『ケセン』(その10)~気仙三十三観音巡り~自然の中にも観音様の御姿が!(Ⅰ)

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ZIPANG-4 TOKIO 2020 黄金の国ジパング『ケセン』 三十三観音巡り(その11)~観音様は水の化身~

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ZIPANG-4 TOKIO 2020 黄金の国ジパング『ケセン』(その13)宮沢賢治が愛した~種山ヶ原と人首町~Ⅱ

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ZIPANG-5 TOKIO 2020

2020年東京でオリンピック・パラリンピックが開催されます。この機会に、世界の人々にあまり知られていない日本の精神文化と国土の美しさについて再発見へのお手伝いができればと思います。 風土、四季折々の自然、衣食住文化の美、神社仏閣、祭礼、伝統芸能、風習、匠の技の美、世界遺産、日本遺産、国宝等サイトを通じて平和な国、不思議な国、ZIPANG 日本への関心がより深かまるならば、私が密かに望むところです。

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