臨済宗大本山 東福寺
「国宝ライトアップ 特別夜間拝観・青もみじライトアップ 特別散策」
国宝 日本最古の巨大山門『三門』
東福寺三名橋の一つ『通天橋』
史上初の
東福寺ライトアップ
渓谷を埋め尽くす青もみじが壮麗な大伽藍・東福寺で、
新緑ライトアップ。
光に浮かぶ、重森三玲の傑作庭園。日本最古の巨大三門・・・
臨済宗大本山 東福寺は、2021年4月29日(木・祝)~6月13日(日)の期間、「国宝ライトアップ 特別夜間拝観・青もみじライトアップ 特別散策」を行います。
「Light of Hope for the Future~未来を照らす希望の光~」をテーマに、会場の一部ではブルーのライトアップを実施。
新型コロナウイルスと闘うすべての医療従事者の方への感謝の意を表現するとともに、拝観料の一部を募金。また、事前インターネット予約の窓口「東福寺ライトアップ」特設サイトでは、医療従事者の方へ応援コメントの募集を行う。
【ライトアップ 会場案内図】
東福寺
創建と歴史
摂政九條道家が,奈良における最大の寺院である東大寺に比べ,また奈良で最も盛大を極めた興福寺になぞらえようとの念願で,「東」と「福」の字を取り,京都最大の大伽藍を造営したのが慧日(えにち)山東福寺です。嘉禎2年 (1236年)より建長7年(1255年)まで実に19年を費やして完成しました。
工事半ばの寛元元年(1243年)には聖一(しょういち)国師を開山に仰ぎ、まず天台・真言・禅の各宗兼学の堂塔を完備しましたが、元応元年(1319年)、建武元年(1334年)、延元元年(1336年)と相次ぐ火災のために大部分を焼失しました。
延元元年8月の被災後4ヶ月目には早くも復興に着手し、貞和3年(1346年)6月には前関白一条経道により仏殿の上棟が行われ、延元の火災以降実に20余年を経て、再び偉観を誇ることになりました。建武被災の直前にはすでに京都五山の中に列せられていましたから,再建後の東福寺は完全な禅宗寺院としての寺観を整えることとなりました。
仏殿本尊の釈迦仏像は15m、左右の観音・弥勒両菩薩像は7.5mで、新大仏寺の名で喧伝され、足利義持・豊臣秀吉・徳川家康らによって保護修理も加えられ、東福寺は永く京都最大の禅苑としての面目を伝え、兵火を受けることなく明治に至りました。
明治14年12月に、惜しくも仏殿・法堂(はっとう)、方丈、庫裡(くり)を焼失しました。その後、大正6年(1917年)より本堂(仏殿兼法堂)の再建に着工、昭和9年(1934年)に落成。
明治23年(1890年)に方丈、同43(1910)年に庫裡も再建され、鎌倉・室町時代からの重要な古建築に伍して、現代木造建築物の精粋を遺憾なく発揮しています。また、開山国師の頂相、画聖兆殿司(ちょうでんす、明兆)筆の禅画など、鎌倉・室町期の国宝・重要文化財は夥しい数にのぼっています。
開山 聖一国師
円爾弁円(えんにべんえん)といい、三井園城寺の学徒として天台の教学を究め、のち、栄西(建仁寺開山)の高弟行勇・栄朝について禅戒を受け、嘉禎元年(1235年)34歳で宋に渡り、在宋6年、杭州径山の無準の法を嗣ぎ、仁治2年(1241年)7月に帰朝しました。
聖一国師の号は花園天皇より贈られたもので、日本禅僧最初の賜号です。
静岡県浜松市天竜区『山峡の茶畑』
中国(宋)より帰朝にあたっては多くの文献を伝え、文教の興隆に多大の貢献をしましたが、また水力をもって製粉する器械の構造図を伝えて製麺を興し、今日、わが国最大のお茶の生産地となった静岡茶の原種を伝えたことも見逃せない功業です。
【ライトアップ 見どころ】
●日本最古の巨大山門『三門』(国宝)
1425(応永32)年、室町幕府第四代将軍・足利義持が再建した五間三戸二重門。現存する禅寺の三門としては日本最古のもので、国宝に指定されています。
●東福寺三名橋の一つ『通天橋』
仏殿・方丈から開山堂(常楽庵)に至る渓谷「洗玉澗(せんぎょくかん)」に架けられた橋廊です。1961(昭和36)年に再建されたもので、ここから望む新緑は絶景です。
●国指定名勝『東福寺本坊庭園』
2014年に“国指定名勝” に登録されました。
東福寺本坊庭園 重森美鈴 作庭※
東西南北に四庭が配された『八相の庭』
広大な方丈には東西南北に四庭が配され、「八相成道」に因んで「八相の庭」と称します。当時の創建年代にふさわしい鎌倉時代庭園の質実剛健な風格を基調に、現代芸術の抽象的構成を取り入れた近代禅宗庭園の白眉として、広く世界各国に紹介されています。
※重森三玲と東福寺本坊庭園
重森三玲(しげもりみれい)(1896~1975)は、日本の昭和期における代表的な庭園研究家及び作庭家で、生涯において約370に及ぶ歴史的庭園の実測図を作成し、200近くもの創作庭園を残した。
その中でも東福寺本坊庭園は昭和14年(1939)年に完成した重森の最初の大作で、方丈の周囲に作庭された4つの枯山水庭園から成る。
南庭は大きな立石(たていし)・伏石(ふせいし)を駆使した石組、斜行する直線により区分した白砂地(はくさじ)と苔地に不整円形の築山(つきやま)を組み合わせた地割に特質が見られる。
西庭はやや狭い空間の全体を白砂地で覆い、一辺2mの方形に刈り込んだサツキの植え込みを交互に配置して白と緑による大きな市松模様を描き出す。
北庭は,北側の三ノ橋川の谷へ下る急斜面の樹叢との間の狭隘な平坦地に、一辺50cmの切石と苔地の市松模様を基調とする意匠・構成が著名である。
東庭は7本の円柱石により北斗七星を象(かたど)り、アラカシの刈込みで天の川を表すなど、宇宙観を表現した点に特質がある。
4つの庭園は、抽象的な意匠・構成を重んじた重森の独創的な作庭理念を余すところ無く表現しており、芸術上の価値及び近代日本庭園史における学術上の貴重な庭園である。
●愛染明王を祀っている『愛染堂』
朱塗り柿(こけら)葺きの八角円堂。南北朝時代の建築で、1937(昭和12)年に万寿寺より移されました。
●仏殿兼法堂として再建された重層入母屋造の建物『本堂』
1934(昭和9)年築、重層入母屋造の大建築です。天井の「蒼龍図」は、堂本印象筆。
【ライトアップ実施概要】
●開催場所 臨済宗大本山 東福寺 京都市東山区元町15丁目778
●開催期間 2021年4月29日(木・祝)~6月13日(日)
●開催時間 18:00~21:00(最終受付 20:00)
●夜間特別拝観料 事前インターネット予約 3,500円・当日会場で受け付け 3,800円
※小学生以下無料
※事前インターネット予約された方には、お土産付き。
※前売り拝観の方は、来山日を指定してのお申込みとなります。
●お申込み・お問い合わせ
[電話・メールでのお問い合わせ]
東福寺ライトアップ運営事務局(株式会社近畿日本ツーリスト関西 京都支店)
平日 10:00~17:00 TEL:075-255-4891 Mail:kyoto-chiiki@or.knt.co.jp
交通アクセス
臨済宗大本山 東福寺
京都市東山区本町15 丁目778
【主な新型コロナウイルス感染症対策について】
・厚生労働省の「コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)」への登録推奨
登録者同士の近接通信機能を使って、感染者との接触の可能性があれば通知を受け取ることができます。
・来場者のマスク着用推奨
・入場時の検温
・37.5℃以上の発熱がある方や体調が思わしくない方は入場できません。(事務局確認)
・手指消毒液の設置
・スタッフの検温、マスク着用、手すり等接触場所の消毒の実施。
・新型コロナウイルスや天災地変等、やむを得ない理由で中止する場合があります。
静岡茶(地元では天竜茶)の故郷「天竜の山と川」の話です。
リンク記事をご覧ください。
ZIPANG-2 TOKIO 2020 「 浜松市天竜区の自然の力に感服・・・ 」
https://tokyo2020-2.themedia.jp/posts/5195889/
鎹八咫烏記
伊勢「斎宮」明和町観光大使
石川県 いしかわ観光特使
協力(順不同・敬称略)
臨済宗大本山 東福寺 京都府京都市東山区本町15-778 電話:075-561-0087
株式会社近畿日本ツーリスト関西 京都支店
〒604-8186
京都府京都市中京区車屋町通御池下ル梅屋町358
アーバネックス御池ビル西館8F 電話:075-221-7401
文化庁 〒100-8959 東京都千代田区霞が関3丁目2番2号 電話:03(5253)4111
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