ZIPANG-5 TOKIO 2020 古今折衷 ~グッチブランド創設100周年~ 姉妹都市『京都』にて・・・

グッチはブランド創設100周年を祝して、ブランド発祥の地イタリア・フィレンツェの姉妹都市である京都を舞台に、伝統と創造をたたえるプロジェクト「Gucci in Kyoto」を発表しました。


フィレンツェ 市章


フィレンツェ ドォーモ 


フィレンツェ ヴェッキオ宮殿


フィレンツェ 街角


フィレンツェ最古の橋 ポンテ・ヴェッキオ(ヴェッキオ橋)


京都のように内陸・盆地に位置しているフィレンツェの街並み


「Gucci in Kyoto」は、未来への尽きることのないインスピレーション源であるグッチの歴史と伝統にスポットライトを当てながら、ブランド創設100周年を機にクリエイティブ・ディレクター アレッサンドロ・ミケーレが最新コレクション「Aria」を通じて打ち出したビジョンと美学を体現するエキシビション プロジェクトである。


Images Courtesy of Gucci

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伝統と革新が共存する街、京都。
本プロジェクトでは京都の代表的な2つの寺院と町家を舞台に、グッチのストーリーと京都、さらにはそれぞれに独自の文化と豊かな歴史を持つ会場のストーリーが出合い、融合されることで、新鮮なインスピレーションに満ちたエキシビションが実現した。


それは、
ブランド創設100周年というグッチの節目を未来への出発点としてメッセージするもの…


Images Courtesy of Gucci

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Gucci in Kyotoの第1の舞台は、「古都京都の文化財」として世界文化遺産に登録されている清水寺。7月18日、招待客を対象に、国宝であり「清水の舞台」として知られる本堂や経堂、回廊や奥の院といった境内の複数の建物にて、一夜限りのエクスクルーシブなインスタレーションによってグッチの最新コレクションAriaの世界を体験した。


イタリア語で空気や息吹を意味する「Aria」と名付けたそのコレクションで、アレッサンドロ・ミケーレは、グッチというブランドの生命が光と自然の息吹の中で再生されるというビジョンを打ち出した。


自然の世界と深く結びつきながら、再生を繰り返し新たな生命を宿し続けている清水寺。
ここでは「bring the nature inside(自然を内に取り込む)」をテーマに、悠久の歴史を内包しながら、音羽山の深い緑に抱かれ果てしない空とつながる清水寺を通して、Aria コレクションに込められた創造と再生のストーリーを表現した。


2つめのエキシビションの主役となるのは、グッチの歴史の中で繰り返し登場し、1947年の誕生以来、時代を超えて愛され続けているバンブーハンドルのハンドバッグである。


Images Courtesy of Gucci


祇園祭で山鉾が立つ京都の中心部の町家を舞台にした体験型エキシビション「グッチ バンブーハウス」と名付け、7月22日から8月15日まで一般公開(事前予約制)にて今まさに開催中である。


会場となる旧川崎家住宅は、グッチが創設された1920年代に建てられた町家で京都市の有形文化財に指定されている。


伝統的な茶室と洋間、だいべいづくり大塀造とレンガの壁など、日本と西洋の建築様式やさまざまな意匠が共存し調和している空間は、グッチの折衷主義的なフィロソフィーと共鳴する。


Images Courtesy of Gucci


数寄屋の名工が手がけた茶室は、伝統的な日本の茶道とグッチの美の世界観が融合した空間へと再生され、新たに「竹節庵」と名付けられた。本エキシビションでの公開にあたり、茶室の設えを裏千家今日庵ぎょうてい業躰 奈良宗久氏が監修、扁額の書は書家 紫舟氏が手がけた。


グッチ バンブーハウスは、2つの古都、京都とフィレンツェで世代を超えて受け継がれる卓越したクラフツマンシップと豊かなクリエイティビティがもたらす普遍的な価値にフォーカスするのである。


そしてバンブー(竹)は、グッチを象徴するハンドバッグの素材としてだけでなく、その節を持ちながら天に向かって伸びていく姿に、グッチの100周年という節目への思いを重ね合わせ、空間全体で竹をテーマにした物語を展開。


Images Courtesy of Gucci

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竹林のある庭に面した部屋では、自然の光と風を取り入れながら、バンブーハンドル バッグをはじめとしたグッチの貴重なアーカイブと、竹を用いた作品で世界的に高い評価を得ているアーティスト 四代田辺竹雲斎氏によるアートワークが展示してある。


ライブラリーにはフィレンツェにあるグッチ ガーデン ブックストアのラインナップを参照し特別にキュレーションされた書籍が集められ、シネマルームではAria コレクションにまつわるショートムービーを上映する。


さらにアレッサンドロ・ミケーレがグッチのヴィンテージ バッグをコンテンポラリーなアプローチで再解釈したバンブーハンドル バッグの最新スタイルである〔グッチ ダイアナ〕をフィーチャーした部屋もある。


GUCCI BAMBOO HOUSE

会場 : 旧川崎家住宅
京都府京都市中京区新町通六角上ル三条町340
地下鉄烏丸線 烏丸御池駅より徒歩約6分

会期 : 2021年7月22日(木・祝)– 8月15日(日)、毎週水曜日休館
時間 : 11:00 – 20:00 (最終入場は19:00まで)
入場 : 無料、事前予約制


*今後の状況によっては、事前の予告なく変更となる可能性もあります。
グッチ バンブーハウスの最新の状況については、グッチ ジャパンクライアントサービス
(0120-99-2177 受付時間 10:00-21:00)までお問い合わせください。

*グッチ バンブーハウスでは、ご来場者の安全に配慮するため、感染症対策を徹底して行っています。


Images Courtesy of Gucci

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そして第3のエキシビションでは、グッチのハイジュエリー コレクション「ホルトゥス デリキアルム」とファインウォッチの新作を披露した。


ラテン語で「歓喜の庭」を意味するこのハイジュエリー コレクションは、多様な美の折衷から生み出される万華鏡のようなアレッサンドロ・ミケーレの独自の宇宙が映し出されている。


このたび披露された新作コレクションでは、アレッサンドロ・ミケーレ自身が愛してやまないグッチの象徴的なモチーフを取り入れながら、刻一刻と移り変わる空の色と夜空にきらめく星々の美しさ、そして世界のどこにいようと空を見上げるだけでその儚くも美しい瞬間に出会うことのできる歓びが表現されている。


今回はGucci in Kyoto プロジェクトの一環として、9世紀に創建された歴史ある仁和寺の御殿に特別に設えた会場に限られたお客を招待し、新作発表会を開催した。


〜この度の京都エキシビション プロジェクトに寄せて〜

京都市長 門川大作氏からのメッセージ

「京都の姉妹都市であるフィレンツェ発祥のブランド グッチの記念すべき創設100周年を、ここ京都でお祝いできることを心から嬉しく思います。京都とフィレンツェの姉妹都市提携もすでに55年を超えました。共に豊かな伝統と創造、華やかな芸術とものづくりが融合する街であると同時に、京都とフィレンツェの人々の交流、そしてお互いの文化を愛し尊重する思いによって、ふたつの都市の絆はより深く強く育まれていると実感しています。これからも未来に向かって共に歩みを進めてまいりましょう」



鎹八咫烏 記
伊勢「斎宮」明和町観光大使
石川県 いしかわ観光特使



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ZIPANG-5 TOKIO 2020

2020年東京でオリンピック・パラリンピックが開催されます。この機会に、世界の人々にあまり知られていない日本の精神文化と国土の美しさについて再発見へのお手伝いができればと思います。 風土、四季折々の自然、衣食住文化の美、神社仏閣、祭礼、伝統芸能、風習、匠の技の美、世界遺産、日本遺産、国宝等サイトを通じて平和な国、不思議な国、ZIPANG 日本への関心がより深かまるならば、私が密かに望むところです。

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