ZIPANG-5 TOKIO 2020 小学校の夏休みに奥能登にて! ~海の恵みと環境を学ぶ~

奥能登 珠洲市 九十九湾(つくもわん)

透明度抜群の海と大小さまざまな入り江が生み出す美しい景観

奥能登九十九湾 九十九湾の中心に位置する蓬莱島


奥能登九十九湾 海のすぐそばを歩けるワクワク感!


奥能登九十九湾 海の上を歩いている気分になれるかも!海の中をじっくり観察…


日本百景に選ばれた九十九湾は、穏やかな海、きれいに透き通った水の色など心落ち着く景観。湾の中心に位置する「蓬莱島」は鬱蒼としたスダジイに覆われ、松や桂樹が繁茂し、あたかも蓬莱の絵図を見るが如し。


大小さまざまな入り江からなるリアス式海岸で、能登半島国定公園にも指定されている。東西1キロ、南北1.5キロの小さな湾の中に入り組んだ海岸線は13キロに及び、入り江が数多くあるところから「九十九湾」という名が付いたという謂れあり。


九十九湾を周遊する遊覧船に乗れば船の上から景色を楽しめるうえに、途中で立ち寄る生簀場では魚の餌付け体験ができて大好評!


沿岸部に整備された周遊観察路では散策を楽しみながら景色を眺め、海の生き物を観察することも可能。近くの宿に泊まれば、夕方の日の入りから朝の日の出まで九十九湾の景色を存分に堪能できる。


野営場でキャンプやバーベキューをして、アクティブに過ごすのもおすすめ…。🤗
周辺施設としては「のと海洋ふれあいセンター」では、スノーケリングなどはじめ、海を知り、体験できるプログラムが豊富に揃っている。


また、2020年6月20日には、レストラン、販売所、遊覧船を有する「のと九十九湾観光交流センター イカの駅つくモール」がオープン。今後注目度が高いエリアだ。👻


“日本財団「海と日本プロジェクト」”

石川県能登町の小学生(6年生)29人が参加!奥能登珠洲市で海の体験イベント【さいはての珠洲 海の恵みと漂着物】を開催 ‼


海と日本プロジェクト in 石川県実行委員会は、2021年夏、国連の「世界農業遺産」に認定されて10年目を迎えた奥能登で、能登町の子どもたちを珠洲に招待し、海の恵みである海藻や塩、海洋プラごみを学ぶイベント【さいはての珠洲 海の恵みと漂着物】を2021年8月4日(水)に開催した。


このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環である。(わずか9日前の話ですよ〜)


イベント概要

・開催概要 石川県能登町にある小学校の6年生29人が海の恵みである海藻を食べる食文化、揚げ浜塩作り、海流と海洋プラごみ等の漂着物の関係を学び、奥能登の海の恵みを実感するイベントを珠洲市で開催。

・日程 2021年8月4日(水)8時50分~18時30分

・開催場所 石川県珠洲市(一部能登町の施設)

・協力団体 珠洲市、石川県水産課、石川県水産総合センター、のと海洋ふれあいセンター、庄屋の館、道の駅すず塩田村、金沢大学能登学舎、ロータス・コンセプト、つくモールほか


奥能登は全国屈指の海藻が生息する海洋環境って知ってた?


まずは九十九湾で石川県水産課の池森氏とのと海洋ふれあいセンターの東出氏に、奥能登が全国一の海藻の宝庫である理由や、それを可能にしている海洋環境。また生息する海藻の種類、名称を教わり、講義を聞いた後は九十九湾で実際に海藻の観察!参加者全員が、東出氏に海の中にある海藻を見せてもらっていた。


参加者からは・・・・「いろんな種類の海藻がいることがわかった。」「沢山の海藻が生きていけるように海をきれいにしなければいけないんだということが分かった」などの声が聞けた。


遊覧船に乗り湾内を探検!


イカの駅つくモールでは遊覧船「イカす丸」に乗船し九十九湾の自然観察へ。石川県内唯一の海中を望むことが出来る2階建てのイカす丸は、およそ40分かけて九十九湾をゆっくり周遊し、海上と海中の両方から絶景を味わうことが出来る。乗船中は池森氏の解説も入り子どもたちは興味津々で海中を観察していた。


昼食は豊富な海藻を…試食!


奥能登に伝わる「揚げ浜式製塩法」を学ぶ 子どもたちは庄屋の館で新鮮な海藻を「しゃぶしゃぶ」で味わった。


6種類の海藻は味も食感も様々。奥能登は古くから海藻を食べる習慣があり、それは海がきれいだから味わえるということを、庄屋の館総料理長の和田氏から教わった。


食後は道の駅すず塩田村で海藻と同じく海の恵みである「塩」について学んだ。珠洲市には400年以上の歴史があり、国の重要無形民俗文化財にも指定されている「揚げ浜式製塩法」にて今も塩作りが行われている。


寒流と暖流が混ざり合い、プランクトンが豊富。また、潮の流れが速いので海水はキレイな状態に保たれている。そんな海水を使い、参加者は揚げ浜式製塩法を体験した。汲んだ海水を「かえ桶」で運ぶ。これだけでも大変!さらに塩をまく作業は“潮汲み3年、潮撒き10年”といわれるほど難しく、猛暑の中で子どもたちは一生懸命に作業を行つた。その後乾燥や煮詰める作業を経てようやく塩が完成する。


完成した塩を使ってゆでたジャガイモを試食して、普段口にしているものとは一味違った海の恵みを体感したのだった。


きれいな海を未来に残すために一人一人ができること


続くテーマは漂着物。金沢大学能登学舎の木下靖子氏から大量のプラスチックごみがなぜ問題なのか、その解決策をみんなで学んだ。これまで何気なく接していた地元の海の現状を知り、みんな少し驚いた表情を見せていた。


続いては、ロータスコンセプトの蒲田ちか氏によるリモートでの大麦ストローのワークショップ。実際に大麦ストローを作り、プラスチックのストローとの違い、長所・短所、壊れにくいプラスチックが海に流出して何が起きているのかを聞いた。


実際に大麦ストローを使用して飲み物を飲んだ感想を聞いてみると・・・「プラスチックのストローとほとんど変わらない」「いいにおいがする」などの意見が出た。解決する明確な答えは出なかったが、このワークショップを通して小さなストローから小さなアクションを一人一人が起こすことが大事という事を実感したようだ。


子どもたちの学びの成果をお弁当に!

今回のイベントと8月18日に能登町で開催するイベントを合わせて海の恵みがたっぶりのお弁当を作る!能登丼事業協同組合と能登町にあるイカの駅つくモールで子どもたちのアイデアを形にしたオリジナル弁当を作り、能登の新たな名物になるよう目指す。


編集に携わる鎹八咫烏もいつの間にかオンラインならぬ誌上参加で未だ観てもいないオリジナル弁当に舌鼓打ってました。🤪


海の恵みを身をもって体感した子どもたちのアイデアたっぷりのお弁当、学びの成果を多くの方に知って頂き、味わっても貰いたいですね。食いしん坊の小生は今からヨダレモンです ❣


団体概要

団体名称 :海と日本プロジェクト in 石川県実行委員会

本社所在地 :石川テレビ放送 石川県金沢市観音堂町チ18番地

電話番号 :076-267-2141


日本財団「海と日本プロジェクト」とは


さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトである。



追懐

コロナ禍の第5波が懸念される最中、オリンピックに次ぐパラリンピックが始まります。どうか、日本の皆さん!世界に向けてコロナリスクを上回る暖かい "おもてなし" で残る日々を無事に乗り切られます様に・・・

さて、今回の小学生による九十九湾体験プロジェクト にはホッコリ ❣ いい話だナ〜
子供の頃、三重県側から登った鈴鹿山脈・御在所岳にて、普通に体験した町内子供会のキャンプを想い出しました。以前のように何処へでも自由に旅のできる日が、少しでも早く来ることを祈念しながら・・・


鎹八咫烏 記
伊勢「斎宮」明和町観光大使
石川県 いしかわ観光特使



協力(順不同・敬称略)

公益社団法人石川県観光連盟
〒920-8580 石川県金沢市鞍月1丁目1番地 電話:076-201-8110

石川県名古屋観光物産案内所
〒460-0008 愛知県名古屋市中区栄4丁目16番36号 久屋中日ビル3階 電話:052-261-6067



※画像並びに図表等は著作権の問題から、ダウンロード等は必ず許可を必要と致します。



アーカイブ リンク記事をご覧ください。


ZIPANG-2 TOKIO 2020 能登町と奇祭「~キャラゲの活躍~白丸曳山祭・・・」

https://tokyo2020-2.themedia.jp/posts/4908067/


ZIPANG-4 TOKIO 2020
~ GW 能登開門!七尾 へ ~ 令和2年4月25日に和倉温泉お祭り会館がオープン!

https://tokyo2020-4.themedia.jp/posts/7943478/


ZIPANG TOKIO 2020「能登町『松浪人形 キリコ祭り』と 奥能登の代表的な民俗行事『あえのこと(ユネスコ無形文化遺産)』」

https://tokyo2020-summer.themedia.jp/posts/2666992/


ZIPANG-3 TOKIO 2020
~環境への配慮・貢献が評価~「1本の木のストローがグッドデザイン賞受賞」

https://tokyo2020-3.themedia.jp/posts/7075825/



現在、1500件余の記事掲載、下記のサイトからご覧ください。


250件ほどの記事をご覧いただけます。

ZIPANG-4 TOKIO 2020 (VOL-4)

https://tokyo2020-4.themedia.jp/


235件ほどの掲載記事をご覧いただけます。

ZIPANG-3 TOKIO 2020 (VOL-3)

https://tokyo2020-3.themedia.jp/


200件ほどの掲載記事をご覧いただけます。

ZIPANG-2 TOKIO 2020(VOL-2)

https://tokyo2020-2.themedia.jp/


615件ほどの掲載記事をご覧いただけます。

ZIPANG TOKIO 2020 (VOL-1)

https://tokyo2020-summer.themedia.jp/


最新の記事をご覧いただけます。

ZIPANG-5 TOKIO 2020 (VOL-5) 

 https://tokyo2020-5.themedia.jp/ 

  

ZIPANG-5 TOKIO 2020

2020年東京でオリンピック・パラリンピックが開催されます。この機会に、世界の人々にあまり知られていない日本の精神文化と国土の美しさについて再発見へのお手伝いができればと思います。 風土、四季折々の自然、衣食住文化の美、神社仏閣、祭礼、伝統芸能、風習、匠の技の美、世界遺産、日本遺産、国宝等サイトを通じて平和な国、不思議な国、ZIPANG 日本への関心がより深かまるならば、私が密かに望むところです。

0コメント

  • 1000 / 1000