ZIPANG-5 TOKIO 2020 (その1)
世界に誇る熊本の “日本遺産” 領主一族が“700年”統治し続けた「人吉球磨」の魅力に迫る!
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八代 編
石の匠たちの物語・・・
通潤橋
嘉永7年(1854年)、水不足に悩む白糸台地に水を送るため、矢部の惣庄屋・布田保之助によって造られた日本最大のアーチ式水道橋です。
水路の長さ126m、橋の長さ75.6m、橋の幅6.3m、橋の高さ20.2m、アーチの半径27.6m。約6km離れた笹原川の上流から水を引き、水路の総延長約30km、灌漑面積は約100haにも及びます。一昼夜で15,000㎡の水を送り、水田を潤す力を備えています。1960年(昭和35年)に国の重要文化財に指定され、八朔祭り※の時に行われる放水は有名です。
※八朔祭り
八朔祭とは山都の三大祭り(八朔祭り、火伏地蔵祭、文楽の里まつり)の一つになります。
巨大な「大造り物」の引き廻しで知られる『八朔祭』。農民の思いや、町衆によって始まったこの祭は、今でも地域の豊かさを伝える秋の風物詩です。野生に自生する植物を材料とする「大造り物」の迫力は圧巻です。
八代地域|八代を創造(たがや)した石工たちの軌跡
~石工の郷に息づく石造りのレガシー~
玉名めがね橋
八代 笠松橋
■ 「八代」が日本遺産に認定されたのはなぜ?
八代地域は、かつて全国で築かれた「めがね橋」の多くを手掛けた“名石工たち”が生まれ育った地域です。彼らの卓越した手腕は日本各地で必要とされ、「神田万世橋」や「通潤橋」などの架設を成功に導き、全国に名声を轟かせていました。
そのため、八代は多くの「名石工」を輩出した「石工の郷」と呼ばれています。彼らが築いた干拓樋門やめがね橋、見事な棚田の石垣などの石造りのレガシーは百余年たった今も、まちの景観や人々の暮らしの中に生き続けており、石造りに関わる地域の歴史的特徴が日本の文化・伝統をよく表しているため日本遺産に認定されました。
「八代」のストーリー
阿蘇山の雪景色
阿蘇に雪が降るなんて知らなかったー 😥
掘れば掘るほど日本はとてつもなく奥深い !!コロナのおかげか?今更、もっともっと日本を知りたくなった〜…( *´艸`)
それでも、ひっそりとした、九州は片田舎、ちっぽけな体験ですが…南阿蘇村の垂玉温泉・瀧日和(旧山口旅館)と地獄温泉・清風荘「すずめの湯」が味わい深く懐かしい! 両温泉とも日帰り温泉として復活しているので…機会があればご紹介しますので、是非一度訪ねてみてください。
阿蘇山「夕暮れの草原と牛」同じ阿蘇山とは思えない!
まさに阿蘇は千変万化…!美しい夕陽に緑の草原、サイクリングサイクリング~ヤッホーヤッホーって感じだよね。
ーーしかし…あんたも古いね~小坂一也かい⁇
あの頃は、猫も杓子も「青春サイクリング」だった…そういえば彼はロックンロールをいち早く取り入れたひとりだった…「元祖和製プレスリー」なんて呼ばれてたナー・・・生まれは名古屋だってこと、知ってた⁈
地域の特徴を活かしてまちづくり
八代の人々は、阿蘇山の噴火活動により堆積した「凝灰岩」や、良質な「石灰岩」の地層が点在する地の環境を活かし、古来より地域で採れる石材を活用してまちづくりを行ってきました。
石工たちは、八代に広大な平野と豊かな実りをもたらした「干拓事業」や、地域の交通を支えた「めがね橋」の架設などに携わり、八代の発展と人々の生活基盤づくりに長きにわたって貢献する中で、己の技を磨き上げ、一介の石工から名石工へと成長していったのです。
斯くの如く八代城の石垣・干拓樋門・石積みの棚田・また、先述のめがね橋など、八代各地に現存するこれらの石造建築物の数々は如何にも八代市の重厚な雰囲気を特徴付けております。
しかし、それ等が同時に多くの名石工を輩出し、この地で脈々と育まれてきたことを物語っています。「石工の郷」の風土は、そうした経緯があったらばこそでした。
『そうか!加藤清正公は、そういう背景があり城づくりの名人と言われた蔭には・・・⁉
肥後の石の匠たちが支えていたのか・・・合点!』
■ 「八代」の日本遺産を巡る、注目スポット&食文化
「八代」に残る、名石工たちの技術を体感することができる、必ず行くべき注目スポットと八代に根付く食文化・ローカルフードをご紹介します。
【スポット❶】自然が生み出した軌跡のアーチ「白髪岳天然橋」
白髪岳天然橋※は、東陽町五反田の白髪岳の東麓にあるアーチ橋状の形をした岩盤。かつて、地域の石工たちが自然が生み出した「白髪岳天然石橋」の見事なアーチの造形から着想を得て、「めがね橋」の架橋技術を編み出したともいわれています。
そしてその技術は、多くの石工たちが生活した山間部の種山地域(現八代市東陽町)を中心に、八代各地で脈々と受け継がれてきました。現在もなお、自然が生み出した軌跡のアーチを見ることができます。
※白髪山天然橋は、東陽町五反田白髪山の麓にある天然の橋です。
この天然橋は、9万年前に怒った阿蘇の火砕流と火山灰が堆積して溶結凝灰岩となり、永い年月の浸食によって現在のような形が作り出されました。
言い伝えによると、白髪山より降りてこられた白髪天神様は、行く手を遮る堤防のような岩壁を足で蹴破って通ったとの説があり、その穴が「白髪山天然橋」とされています。
【スポット❷】八代・石工たちの技術・石灰岩で築かれた石垣が残る「八代城跡」
八代城跡
八代城は、元和5年(1619)、大地震で麦島城が崩壊したため、加藤正方が新たに築いた城です。城郭全体の石垣には石灰岩が使用されています。本丸には大天守と小天守、7棟の櫓をはじめとする建物がありましたが、寛文12年(1672)に雷火で大天守が焼失。明治3年(1870)には廃城となりました。
城跡は市民公園として整備され、天守台・本丸跡の石垣、堀などが残存しています。桜の名所でもあり、平成26年(2014)に国史跡に指定されました。
【スポット❸】石工たちの歴史をつなぐ博物館「石匠館」
石匠館
江戸後期から全国に数多くの「めがね橋」を架けた日本一の石工集団の発祥の地・八代市東陽町にある、先人たちの偉業を継承し、多くの人に石工の苦労と功績を知ってもらうための施設。館内には石工たちの技術を伝える関連品が各種展示されています。
建物は、花びらを模した円をイメージして建てられており、外壁はめがね橋にも用いられた石材が使われています。建物にも石工の技術がふんだんに生かされた施設です。
【スポット❹】万葉集にも詠われる、古来からのパワースポット「水島」
水島
石炭岩を採掘した際にできた矢穴を見ることができる、石炭岩を産出する島。水島の歴史は古く、万葉集に「尊い水の島」と歌われ、日本書紀によると、ここを訪れた景行天皇が食事をする際に小左(おひだり)という者が天地の神に祈ったところ、水が涌き出たとされ、昭和30年頃までは水が出ていました。
万葉の里公園が整備されており、近くに長田王による水島の歌の碑が建てられています。平成21年(2009)に国の指定名勝に指定されました。
【食文化❶】栄養豊富な和のスーパーフード!知られざる特産品「いぐさグルメ」
いぐさグルメ
畳の原材料として知られている「い草」は、全国生産量の約95%を熊本県が占め、国産のほとんどが熊本県の八代で収穫されています。そんない草は、現在健康食品としても注目されており、食物繊維がレタスの約60倍もある“食べる食物繊維”とも言われています。
八代では、い草を粉末状にして、小麦粉の麺に練り込んだものが「いぐさ麺」や、阿蘇小国ジャージー牛乳とい草で作った「畳アイス」なども販売しています。
【食文化❷】日奈久温泉街の名物、熊本土産にも大人気の「日奈久ちくわ」
日奈久ちくわ
日奈久温泉街の名物でもある、店先でグルグルと回しながら焼く日奈久ちくわ。明治16年に岩崎和兵衛が、新鮮で質の良い魚を原料にして竹に巻き、回転させながら焼いたのが始まりとされています。地元の人々だけではなく、温泉街を訪れる人などにも親しまれてきました。
原料はハモ・グチ・エソ・イトヨリダイ・スケソウタラなどをブレンド。熊本に来たら必ず日奈久ちくわを買って帰るという人は少なくない、熊本の人気お土産の一つです。
【食文化❸】熊本の“しょうがの里”東陽町の「生姜アイス」
東陽の八郎生姜(八代市)
熊本県八代市は、肥沃な大地の恵たっぷりで、様々な農産物が有名です。 日本遺産の構成文化財である石橋が多く残る東陽町は、全国でも有数のしょうがの産地で、 別名「しょうがの里」とも言われています。
生姜アイス
その地元特産の生姜をソースにし、アイスクリームにトッピングしました。ほかにも、八代産の苺を加工した、リッチで濃厚なイチゴアイスもあります。是非、一度ご賞味ください。
〇新型コロナウイルスの影響を受けている農林漁業者を支援!通販商品を送料無料で購入できる、くまもとよかモンお届けキャンペーン開始
熊本県では、新型コロナウイルス感染症の影響を受けている農林水産物の消費回復を図るため、通販サイトの商品が送料無料で購入できる「くまもとよかモン お届けキャンペーン」を実施中です。
1|キャンペーンの内容
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2|キャンペーン期間
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お問い合わせ先
くまもとよかモン お届けキャンペーン事務局
KASSE japan(カッセ ジャパン)電話 096-325-1451(平日10時~17時)
【ONE PIECE 熊本復興プロジェクト】被災地域の各地に麦わらの一味の銅像を設置する「ヒノ国」復興編 8体目となる「ロビン像」がお披露目!
熊本県では、平成28年熊本地震の直後から、熊本県出身の漫画家・尾田栄一郎氏が描く人気漫画『ONE PIECE』と連携した復興プロジェクトを進めており、現在、被災した各地に麦わらの一味の銅像を設置する「ヒノ国」復興編を展開しています。
この度、本プロジェクトで8体目となる「ロビン像」が南阿蘇村に設置されることとなりました。10月9日(土)には、YouTube配信にて除幕式を開催する予定です。また、今後はゾロ像(菊池郡大津町)の設置も予定しています。今後とも、 ONE PIECE 熊本復興プロジェクト「ヒノ国」復興編の活動をお楽しみ・応援してください。
速報
「くまもと再発見の旅」を再開します。
さかもと八竜天文台 八代市内が一望できます・・・
せんだん轟の滝(八代市) 紅葉と岩と瀧、これからシーズン真っ盛り
梅ノ木吊橋(八代市五家荘)
緞通のような紅葉を眺めながらスリルを味わう!最後まで渡り切れるか度胸試しを…(-。-)
(予約受付期間)
10月1日(金)~12月31日(金) (宿泊・日帰り旅行対象期間)
10月15日(金)~12月31日(金)
なお、令和2年7月豪雨被災地域を支援するため、平日・休日に関わらず、1万円以上の旅行には5千円、1万円未満の旅行には半額を助成します。
お問合せ
「くまもと再発見の旅」事務局
電話番号:096-312-1131 FAX:096-322-5233
受付時間:9:00~17:00
「くまもと再発見の旅」 地域限定クーポン事務局
電話番号:096-312-1555
受付時間:9:00~17:00
※12月29日~1月3日は休業
鎹八咫烏 記
伊勢「斎宮」明和町観光大使
石川県 いしかわ観光特使
協力(順不同・敬称略)
熊本県庁 〒862-8570熊本市中央区水前寺6丁目18番1号 電話:096-333-2027
公益社団法人 熊本県観光連盟
〒862-0950 熊本市中央区水前寺6丁目5-19 熊本県庁会議棟1号館3階 電話:096-382-2660
山都町 〒861-3592 熊本県上益城郡山都町浜町6番地 電話:0967-72-1111
一般社団法人 山都町観光協会
〒861-3513 熊本県上益城郡山都町下市 184-1 電話:0967-72-3855
一般社団法人 DMOやつしろ
〒866-0861 熊本県八代市本町一丁目10-36 電話:0965-31-8200
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熊本県等 アーカイブ リンク記事をご覧ください。
石に対して木の匠ご紹介!
ZIPANG-5 TOKIO 2020
飛騨の匠文化館にて匠の技体験 ~ 都を造った飛騨の匠たちの技とは ~
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ZIPANG-5 TOKIO 2020 ~熊本県の阿蘇のさらに奥地~黒川温泉郷とは(その1)
https://tokyo2020-5.themedia.jp/posts/12046810/
ZIPANG-5 TOKIO 2020
黒川温泉 地域資源を活用した取り組み 竹灯篭を飾る「湯あかり」開催(その2)
https://tokyo2020-5.themedia.jp/posts/12166226
ZIPANG TOKIO 2020「内閣府 地方創生まちづくりセミナーin熊本&平成29年度小さな拠点・地域運営組織 フォーラム」開催のご案内
https://tokyo2020-summer.themedia.jp/posts/3395705/
ZIPANG TOKIO 2020「若者にフィットする和風住宅の考案を!」
https://tokyo2020-summer.themedia.jp/posts/2262822
加藤清正公の朝鮮における虎退治の図をご覧いただけます
ZIPANG TOKIO 2020「(一社)日本色彩学会 平成29年度研究会《NAGOYA》大会及びLOJ&LC 大会前日(11月24日・金)プレ企画(見学・懇親会)のご案内(第一報)」
https://tokyo2020-summer.themedia.jp/posts/3213274/
現在、1500件余の記事掲載、下記のサイトからご覧ください。
250件ほどの記事をご覧いただけます。
ZIPANG-4 TOKIO 2020 (VOL-4)
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200件ほどの掲載記事をご覧いただけます。
ZIPANG-2 TOKIO 2020(VOL-2)
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615件ほどの掲載記事をご覧いただけます。
ZIPANG TOKIO 2020 (VOL-1)
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ZIPANG-5 TOKIO 2020 (VOL-5)
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